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紫綬褒章受章記念、オススメの志の輔らくご

動画

先日、立川志の輔師匠が紫綬褒章を受章されました。おめでとうございます!

私は約20年前の学生の頃富山に住んでおりました。当時、富山駅前のデパートにあるホールでは毎月の月末金曜日に志の輔らくごの独演会が定例で開かれており、前売り2000円で志の輔らくごを楽しめた贅沢な時代でした。もっと贅沢なことに当日券が出ている場合もあって、その日行きたいなあと急に思いついてもフラッと見に行くことができたのです。チケットが最も入手困難な落語家であると言われるようになった現在では信じられない贅沢な環境でした。もっとも、その頃から落語のクオリティ非常に高かったです。

 そんな中、私が生で見たりCDで聞いたりした作品の中からオススメを紹介したいと思います。

 

『宿屋の仇討』

これは長らくCDで聞いてお気に入りだった作品です。武士が宿屋の主人を呼び出す所が特に好き。最近になってやっと映像で見ることができました。動きつきだとさらに面白いです。

www.youtube.com

志の輔らくご 両耳のやけど2

志の輔らくご 両耳のやけど2

 

 

みどりの窓口

志の輔師匠作の創作落語。生で少なくとも2回は見たかなあ。駅員の端末操作の手つきがお見事でした。ストーリーも序盤中盤終盤隙がありません。


立川志の輔 「みどりの窓口」 - YouTube

 

 

『歓喜の歌』

後に映画化・ドラマ化もされた代表作です。私は初出である「志の輔らくご in PARCO vol.9」の札幌公演で生で拝見しました。ラストに大仕掛けがあって、図らずも号泣してしまいました(T_T)。


立川志の輔 「歓喜の歌」 - YouTube

志の輔らくごのおもちかえりDVD 1 「歓喜の歌2007」

志の輔らくごのおもちかえりDVD 1 「歓喜の歌2007」

 

 

 

『浜野矩随』『抜け雀』 

志の輔師匠のこういったコツコツとした職人仕事を描いた作品は一級品。『浜野矩随』のノミ使い、『抜け雀』の筆遣いは今でも目に浮かびます。毎日まじめにコツコツと仕事をしなきゃならんなあと考えさせられます。


立川志の輔 「浜野矩随 」 - YouTube


立川志の輔 「抜け雀」 - YouTube

 

 

『芝浜』『鼠穴』

コツコツ商売しましょう。コツコツ仕事をするといいことありますよ、という噺の巧さも志の輔師匠の良さ。『唐茄子屋政談』『蜆売り』も真面目な労働者を礼賛した、志の輔師匠らしい仕上がりになっています。

残念ながら『芝浜』の動画はないようですが、これを富山で生で聞いた時には、初めて落語で号泣しました。

江戸の世から現代からSFの世界まで、しんみりする噺から爆笑できる噺まで、と落語ができる守備範囲はとても広いです。


立川志の輔「鼠穴」 - YouTube

 


落語 立川志の輔 唐茄子屋 - YouTube

 


立川志の輔 「蜆売り」 - YouTube

志の輔らくご 両耳のやけど6

志の輔らくご 両耳のやけど6

 
志の輔らくご 両耳のやけど5

志の輔らくご 両耳のやけど5

 

 

 「志の輔らくご」は、古典落語を現代に生きる人にもわかりやすいようにアレンジし、演じられています。最初は作業用BGMとしてでもいいので、これをきっかけに聞き始める方が増えてくださることを願います。

 

"Google Chrome"その他Chromium系ブラウザがネットに接続できなくなった障害とその対処

問題:Google Chrome が"ERR_CONNECTION_FAILED"というエラーを出して、ネットワーク外部に接続できなくなりました。

解決法:コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げて、"netsh winsock reset"と入力しました。

これ一発です。

 

www.reddit.com

 

Firefoxでは問題なかったので、ブラウザの問題orセキュリティソフトの問題かと思われました。しかし、セキュリティソフトを切っても発生したので、どうしたものかと。Chrome入れ直しても、設定ファイル等全削除しても再現再現。Sleipnir4やOperaといったChromium系のブラウザでも同じ症状が出て外部ネットワークに全く接続できず。

ブラウザ周りかネットワーク周りのレジストリの破壊すら疑いました。

国内の記事をググっても、この正解にたどり着いたFAQはありませんでしたね。意外と簡単に直ったので、同じ症状で悩んでいる方はどうぞ。

 

P.S. 一時はいっそのことWindows10に格上げしてしまおうかと思いました。

竜王戦がニコニコ生放送で放送されないのではという懸念

将棋

竜王戦の挑戦者決定戦、永瀬六段vs渡辺棋王の対決は渡辺棋王の勝利となり、慣れ親しんだ竜王戦への舞台に舞い戻ることが決定した。

 

そこでひとつの懸念が発生した。竜王戦の挑戦者決定戦は囲碁将棋チャンネルのネット配信サービス「将棋プレミアム」で放送されていたのだが、挑戦者決定後、

 

「将棋プレミアムでは竜王戦を生中継します」

という趣旨の発表がされた。

発表直後、鈍感な私は「ふ~ん」程度の思いしかなかったのだが、冷静に考えるとこれは恐ろしいことだ。

 

話が前後してわかりにくくなるが、「将棋プレミアム」竜王戦挑戦者決定戦期間まではサービスお試し期間として通常月額2,000円のところを無料で放送していた。竜王戦期間中は本サービスに移行するので、課金しないとみることができない。

 

そこでだ。ニコ生公式放送では無料放送かつ解説聞き手の先生が付き、対局開始から終局まで放送されていた。しかもサービスが良いことに、長考の間にはメール紹介や雑談、軽い将棋講座やおやつコーナーがあって、ライトな将棋ファンも観戦していた。

このニコ生というリッチな無料放送と、月額2,000円の有料放送が同時放送されるとはとても考えにくい。「将棋プレミアム」が先に生中継宣言したということは、ニコ生側が消える公算が高くなる。有料放送の裏でリッチなコンテンツの無料放送をやられることを黙ってみているわけがない。すわ、ニコ生竜王戦がなくなるのではという懸念が将棋ファンの間で高まった。

 

もうひとつの懸念がある。これは苦い歴史だ。普及の面での反面教師として絶対に忘れてはいけない、過去にあった事件である。

囲碁のタイトル戦もかつてニコ生でプロの解説と聞き手をスタジオに呼んで、無料解説放送をしていた。一部将棋民が流れたこともあり、ライトな囲碁ファンが生まれ、囲碁普及の機運が高まっていた。初心者はルールを知り、ルールを知っている者はプロの深い読みと知識量と研究量に息を呑み、放送は興奮のるつぼと化した。

ところがである。この放送がある段階から有料放送となった。せっかくできつつあったライトな囲碁ファン層は潮を引くように消えていった。現在でこそ無料のニコ生囲碁タイトル戦は復活しているが、立ち会いで現地にいる先生すらニコ生の放送に出てこようとしない、サービス精神のかけらも感じない荒涼とした放送となっている。同日放送されている、予選でしかない将棋の叡王戦に視聴者数で負ける有様である。

課金してまで見ようというのはごく一部のファンだけである。これだけ娯楽が溢れている現在、無料で楽しめるものは他にいくらでもある。竜王戦のニコ生打ち切り、そして竜王戦の有料放送化はライトな将棋ファンが消え去るきっかけになり、せっかくできつつあった将棋ブームが消え去るきっかけになる可能性がかなり高い。

もしニコ生で竜王戦が放送されなければ、将棋ブームの終わりの始まりになるという懸念を強く抱いている。

 

(追記)2015.10.13

竜王戦ニコニコ生放送ではタイムシフト付きでフルに放送されることになりました。将棋プレミアムでは竜王戦放送に関する新たな情報は入ってきていません。放送されない可能性も高くなってきました。記事を書いた時とは逆の流れになってきています。

「戦争法案絶対反対」「安倍はやめろ」のスローガンがむなしく響いた件

雑感 政治 社会

あまり政治的な話はしたくないんだけど、感じたことを短めに。

昨日はニコ生で夜遅くまで国会前の反対派のデモ集会を見ていた。

出てくるスローガンの大半が「安倍はやめろ」と「戦争法案絶対反対」だった。

 

まず彼らの言う「安倍はやめろ」という主張が通ったとする。仮に自民党総裁が変わって安倍氏以外の政権が樹立したとしても、集団的自衛権の問題は消えず、法案成立まで議論は続くだろう。万万が一民主党などの野党が政権を奪還したとしても、「民主党集団的自衛権に賛成していたじゃないか」という過去が露呈していたので、安倍政権を倒してもこの問題は簡単に解決しなかっただろう。

 

次に「戦争法案絶対反対」という言葉。この法案を「戦争法案」とレッテルを貼ることで覆そうというのはいささか説得力に欠ける。日本以外の国と連携してこの国の安全保障を高めるための法律は、今後どのような形であれ必要となってくるであろう。

 

反対派がデモのスローガンとして「安倍はやめろ」と「戦争法案絶対反対」の2つのスローガンを主軸として論陣を張ったのは戦略的に失敗だった。この言葉に対する反論や論破は非常にたやすい。「憲法違反の疑いがある新しい安全保障法案を使わなくても、国の安全保障が高められる方法が別にある」という点をわかりやすい言葉にしてスローガンに掲げれば、もっと賛成派を切り崩せたと思う。

 

(追記)もしこのプロセスが「安倍政権の独裁」だったとすれば、他の自民党員からはもっと根強い反発があったと思う。自民党内にも百戦錬磨の政治家が揃っている。彼らが後押ししている以上、独裁によって決まったこととは到底思えない。

Windows8.1からWindows10にアップグレードしたら、"Mozilla FIrefox"が起動しなかった件とその解決

PC Windows

それまで使用していたWIndows8.1からWindows10にアップグレードしたのですが、Firefoxが起動できないという問題が発生。その他のソフトについては影響がなかったため、この問題の解決には2〜3週間かかった。

症状は以下の通りである。
1)タスクバー、及びスタートメニューから起動しようとすると、「指定されたデバイス、パス、またはファイルにアクセスできません。これらの項目にアクセスするための適切なアクセス許可がない可能性があります。」というエラーメッセージが表示されたので起動できません。「管理者権限で実行」すると立ち上がるのですが、それは普段使いのやりかたではなく非常手段なので、いろいろ不都合が生じます。

さて、解決方法。
普通にWIndowsから"Mozilla Firefox"を使うと、各種プロファイルを管理するためのファイルが"%USERPROFILE%\AppData\Roming\Mozilla\"配下に作成されます。私の場合は別のフォルダにプロファイルフォルダを置いて使っているのですが、初心者の方だとプロファイルフォルダがこの配下にあると思います。

プロファイルフォルダはFirefoxの生命線です!
このフォルダを消さないよう、今後慎重に作業を進めてください。私どじっこだから消してしまいそうという方は、プロファイルフォルダを意地でも死守してください。バックアップを別ドライブにコピーペーストして作っておくのがおすすめです。

"%USERPROFILE%\AppData\Roming\Mozilla\Firefox"配下のファイルとフォルダを"Profiles"フォルダ以外全て削除してください。

この工程を終わらせてFIrefoxを再起動してください。プロファイルマネージャーなるソフトが立ち上がります。
プロファイルマネージャーで、元々使用していた"Profiles"フォルダを指定してください。

以上で作業完了となります。


※取りあえず現象とその解決方法書いたので、スクリーンショットで例示するのは割愛。ごめんなさいね。
※PC環境によりFirefoxの設定項目が置かれている場所が異なる可能性があります。Profilesフォルダをぶっ飛ばすと、
これまでFirefoxとともに生活していた思い出が全消去される恐れがあります。Profilesフォルダは死んでも守る覚悟で。

ベイシー・アット・ニューポート ’57

ベイシー・アット・ニューポート ’57

最近のお気に入りのベイシーを貼って、この記事を閉めさせていただきます。

その女アレックス/ピエール・ルメートル著

読書

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

週刊文春2014年ミステリーベスト10」堂々1位! 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位。

Amazonの商品紹介のページに書いてあるように、数々の賞を獲得した本作品。面白い作品だったけど、絶賛されるほどかと言われるとそうとも言い切れず、おすすめすべきか、それとも「読んだ方がいいよ」に止めておくべきか、自分の中で揺れています。



読書メーターに書いた書評コメントをこちらにも書いて、本書の紹介とさせていただきます。

事件は本書の冒頭から7割のところで終了。残りの章が肝となる謎解き部分。この謎解きが真実を捉えたか否かが大きなポイントであり、かつアレックスが最後に残した復讐劇とも言える。 ラストから2行目のセリフ「われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなくて正義ですよ。そうでしょう?」で読者をたたき起こす。もう一度読み返せと。

ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ (角川新書)/松本博文著

読書

自分としては異例のスピードで読了。すごく面白かった。
このタイトルはおそらく商標上か便宜上の名前で、実際の中身は「電王戦FINALまでのプロ棋士とコンピュータ将棋開発者のドラマ」。電王戦FINALに登場するプロ棋士とコンピュータ将棋の開発者について順に紹介されている。第4章が第1局で登場した斎藤慎太郎五段とAperyの紹介で、第8章には第5局で登場する阿久津八段とAWAKEが紹介されている。もちろん、そこに至るまでの章には、電王戦開催までのいきさつや米長前会長についても記述がある。また棋士側の知識に偏ってる自分にとっては、コンピュータ将棋開発者それぞれが抱える事情を電王戦FINAL開催中に読むことができ、これからの観戦がより深く楽しめると確信している。


自分のこの文章は、郷田王将がまさに誕生し、明日に電王戦FINAL第3局稲葉七段vsやねうら王を控える日に書いている。
この本のびっくりする点は、第2局終了までの結果を予言していたかのようにピタリと当てはまる記述や証言が飛び出すところだ。第1局で議論になった「コンピュータ将棋と投了」については、まさしくその事件を見越していたかのように、コンピュータ将棋にとっての投了とは何かをコンピュータ側と人間側の双方から書いている。また、「人間側が2勝はするだろう」といった複数証言がすでに書かれていることにも驚いた。第2局が終了している現在までで、対戦成績は人間側の2勝0敗だ。電王戦FINAL全5局が終了した時には、予言されていたと言われるような記述がさらに増えるかもしれない。


この本の対象読者としては、将棋の駒と動かし方に関する知識は不要ではあるものの、それでも理想としては電王戦FINALに登場するプロ棋士の顔と名前が一致し、コンピュータ将棋の開発者の名前と顔と人となりが何となくわかっていたほうがより楽しめると思う。将棋電王戦FINAL特設サイトから「電王戦FINALへの道」を見ることをおすすめする。

将棋電王戦FINAL | ニコニコ動画

見る将棋ファンの人には無条件でおすすめ。全5局が終わってから読み始めるのではもったいないので、早めに買って早めに読みきってください。