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衝撃!スイングジャーナル休刊へ

音楽 ジャズ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100517-00000584-san-ent
ジャズ専門誌「スイングジャーナル」が7月号を最後に休刊することになったそうです。自分にとってはかなりのショックです。いつかこういう日、ましてや出版不況のご時世である程度は覚悟していましたが…。

ジャズの入門本を読み終え、山野楽器で名盤の輸入盤を買いためた頃、スイングジャーナルを買い始めました。2000年頃かな?
旧譜や名盤から脱却して、新進気鋭のアーティストのCDを目を皿のようにして探していました。スイングジャーナルを片手に「ジャズクラブ」というNHK-FMの番組を聴き、面白かった新譜に○をつけて、amazonから買ったりCDショップに電話注文したり。コレクションがどんどん増えていきました。

2004年、新譜を中心にジャズレビューサイトを開きました。スイングジャーナルで評点が高いもの≠内容の良いものではなかったことがきっかけです。「『悪いものは悪い』と言えるのは、伝統もしがらみもない自分だ」という自負がありました。
2007年頃、風向きが変わりました。ひいきにしていたCD店が閉店したのです。新しく発売になったものは必ず平積み、そこに行けばないものはないと断言できる店でした。ジャケ買い、試聴買いができなくなりました。このことは、新譜中心という自分の蒐集パターンを変えました。サイトに書く記事も行き詰まり始めました。

悪循環は続くというもの。ジャズ界自体、新譜や新人アーティストが減り始めました。このことは広告収入の大きかったスイングジャーナルにとっては痛手であったことは想像に難くありません。読者、CDショップ、ジャズレーベル、スイングジャーナル、この4者の中でのデフレスパイラルです。自分も何を聴いていいかわからなくなったというのが正直なところ。2009年頃からもう新譜あさりはなくなりました。関係性が崩れたまま、現在に至っています。非常に残念なことです。

日本のCDレーベルとスイングジャーナルが優れていたことを物語る伝説(伝説のため脚色追加)があります。
海外のジャズミュージシャンの間でもスイングジャーナルが読まれていました。文章が読めなくてもジャケットの写真は見ることができるからでしょう。日本のCDレーベルは、CDになっていない名盤・旧譜を「世界初CD化」としてどんどんCDにしていました。海外のミュージシャンにとっては「うほっ。こんなものまで日本ではCDになってるのかよ」とテンションあがりまくり。知り合いの日本人にCDを買ってくるのを頼んだり、来日したときに買いあさったりしたそうです。

スイングジャーナルがなくなっても、良きジャズ環境を日本に残し続けるにはどうしたらいいか、と深く考えさせられます。自分ひとりでは大したことできないけど、今まで通り「いいものはいい、悪いものは悪い」というスタンスで居続けようと思います。ありがとう、スイングジャーナル