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蛮賊ども/船戸与一

読書

蛮賊ども (角川文庫)

蛮賊ども (角川文庫)

南アフリカの隣国ジンバブエ(旧ローデシア)の独立後、巨富を築いた白人が国の脱出のため、資産を金塊に換えて持ち出そうとするお話。
傭兵を雇って列車を使い金塊をジンバブエから南アフリカへ運ぶ。
350ページと船戸作品としては短いためストーリーは一直線ではあるものの、ミステリーの要素が加えられている。本作品でもやっぱり民族間の差別や思想や思惑が行き交い、中立的な日本人がそれを冷静な目で観察する点で変わりはない。
民族間対立を心ではなく頭で理解しなければならない。自分が理解の足りない日本人であることを改めて考えさせられる。