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今週のお題「サッカー」「気持ちを切り替えて次の試合」と言っているのが気持ち悪い

雑感

これはリーグ戦のあるサッカー特有かな?いや、でも野球界とか他のスポーツ界ではあまり聞かない気がする。アメフトだとどうなのかな?競馬だとどうなのかな?とかいろいろ考えてみたけどなあ。試合をやった直後にその試合を水に流すような言動を取るような競技が他にあったかどうか、いろいろ考えてみてる。
サッカー界では選手や指揮官ともに必ずと言っていいほど「気持ちを切り替えて次の試合」と口をそろえる。これが前から不自然で気持ち悪い。今日の今までやったことをすべて水に流してしまう危険な言葉だ。
ポジティブシンキングの方がメンタル面でもフィジカル面でもいい結果が出るのかもしれない。でも戦略やチームの方針としてそれは正しいのかどうなのか。今後のためにどうなのか。こういう言葉もよく聞く。「ここに来るまで我々は最高の準備をしてきた」と。


自分は密かにチームのメンバーや指揮官がこう言うのを期待している。「後悔している」「残念だ」「準備が足りなかった」「練習が足りなかった」「実力が足りなかった」「油断があった」という素直に負けを認める言葉を。たとえ次の試合があったとしても…。
そうすれば次の大会から「後悔している」とか「実力がなかった」とか後から言いたくない、言いたくがないために隙がないほどの実力アップや準備をしてくると思う。ロッカールームなど見えないところで壁ドンして悔しがってるのかもしれないけど、それをカメラの前や記者会見でもっと悔しがってもいいと思う。
評論家から総ツッコミが入るほどのものだった場合とか特に。
評論家は「後悔している」「残念だ」「準備が足りなかった」「練習が足りなかった」「実力が足りなかった」「油断があった」という言葉をたっぷり言ってくれる。この言葉たちがチーム外にあふれているのに、なぜチーム内にないのか(!)
「チーム内にそういった言葉が出るようなぬるいプレーはなかった!!」って外向いて胸を張って言い張れるぐらいのパフォーマンスをしてほしい。それがチームの力が最大限に出た状態、ベストコンディションでのベストパフォーマンスだ。言い訳の余地が一つもないのだから。


勝負事の世界で、負けた後にこれほどあっさりと公衆の門前で「気持ちを切り替えて次の試合」と言ってしまう競技って、他にあまり見かけない。例えば自分の好きな将棋の世界だと「ひどい将棋をしてしまった」など敗戦の弁を述べ、その後負けた原因を対戦相手と調べ続ける『感想戦』という残酷なイベントすらある。「気持ちを切り替えて次の対局」と言ってしまうことは、今日の今までやってきた対局を軽んじてしまうことになる。ファンが「気持ちを切り替えて!」と思っても、対局者自身からそういった言葉が漏れてきたのをあまり聞いたことがない。同じ相手との対局が続く番勝負でも。


敗戦の弁を述べ、悔しさを素直に言葉に出し、明らかに悔しい顔をし、あからさまに悔しがる…。そういう敗者ほど次の試合で爆発力を発揮していると思う。泣くほど悔しがったチームが次の試合で快勝したら、これほど気持ちのいいものはないのだから。


(2014.6.23追記)「気持ちを切り替えて次の試合」って言うときに、「終わってしまったことはしょうがないんで」ってその前に言ってしまうケースがあることに気がつきました。こうなります「終わってしまったことはしょうがないんで、気持ちを切り替えて次の試合に…」。これ反省することすら切り捨ててる最悪のケースになりますね。